マイクの指向性について、単一指向性と無指向性などの区別
マイクの指向性とは?
マイクの指向性は、マイクがどの方向から音を収音できるかという特性のこと。捉えたい音を最大限拾い、ハウリングや不必要な音が入るのを最低限に抑えられるマイクの最適な設置場所は、指向性によって変わります。
指向性の種類というと、全指向性(無指向性)、双指向性または両指向性、単一指向性狭指向性、鋭指向性、超指向性などがあります。
それぞれの特徴をみてみましょう。
全指向性または無指向性
全指向性または無指向性
360度全ての方向に対して感度が同等にあるものをいうが、可聴周波数全てに無指向性を得たものはありません。測定用マイクなどに使われています。ノンディレクション。
無指向性マイクは、例えばテーブルに座っている人々の声を全て拾い上げることができますが、誰かの声を優先して拾うことはできません。これはつまり、フィードバックに弱いということでもあります。
単一指向性 (Unidirectional)
指向特性を図に表すと逆さのハート型を描くことから、心臓を意味するカーディオイドとも呼ばれる。正面に対して感度がよいものをいう。特定の方向以外の音を拾いにくいためハウリングやかぶりに強い。そのため舞台でのスピーチや楽器の拡声などに多く使われる。
単一指向性マイクは、ひとつの方向からの感度が特に高く、無指向性マイクよりフィードバックに強いので、ステージのサウンドシステムなどで使用されます。
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